今月の取材は…有限会社 アーキテクト工房Pureさん
世界が認めた「パッシブハウス」の認定棟数が、日本で一番多い「アーキテクト工房Pure」。取材した日は湿気の多い日でしたが、断熱・気密・計画換気の計算し尽された建物の中で快適な時間を過ごしてきました!!
耐震が気になるママ
パッシブハウスって何??
中に入ると、心地よい木の香りと開放的な広い窓やシンプルかつスタイリッシュな空間にうっとり。 パッシブハウスは断熱性、気密性に優れた建築に計画換気を行うことで、例えば30坪の家屋に6畳用のエアコン1台だけで家全体の空調がムラなく行き届くという驚きのエコハウス。 耐震・耐久性については、最も厳しい耐震等級3のものしか建てないうえ、高断熱・高気密の造りは結露を防ぎシロアリの被害を抑えることができるため、腐食による倒壊のリスクが低いそうです。 価格は一般の工務店より高いようですが、エアコンの台数が少ないためエアコン代や電気代が通常の家より安くなるなど、長い目で見れば家にかかる出費総額はかなり縮まりそう。また、〝資産価値の高い家〟を持つという考え方が新鮮でした。
北海道から来たママ
愛媛の家って夏はジトジトするし、冬は寒すぎるし、 もう堪えられないんです(泣)
愛媛にも、季節に関わらず快適に生活できる家があるのに驚きました。 今回、お話を伺ったことで、最終的には私も、「パッシブハウスで建てない理由が見つからない」と思うまでになりました。 家は床も天井も自然素材で囲まれています。『長く居る家だからこそ、心地よく』を追求した形。住を大切にすると、食も気にかけるようになる、と社長さん。この快適な住まいは、妥協を許さないスタッフに支えられています。仕事にはストイックですが、私が素人丸出しの質問や細かい金額について聞いても、いやな顔せず教えてくださる気さくな工務店さんです。
家のこともっともっと知りたいママ
社長がパッシブハウスにこだわる理由は 何ですか?
かつて感じたことのない領域の心地良さをこちらのモデルハウスで体感してしまいました。しかしながら、この心地良さを手に入れるには、ある程度の覚悟が必要のようです。以下のような方は、他でご検討されることをおすすめします。 ①流行りのデザイン、○○風、○○調の家にしたい。 ※家の見えない部分の施工に最も力を入れています。 ②初期費用を抑えたい。 ※初期費用はそれなりに必要です。しかし、家の燃費が格段によいので、大幅な節約が期待できます。 ③できるだけ早く建つ家が欲しい。 ※住む人に合わせたプランをゼロから練って設計するので少なくとも一年はかかるようです。