お互いの協力が必要不可欠!育児シェアをしましょう!
核家族化により、父親も母親も、自分の子どもを育てるまで、子どもに関わる経験がない方が増えています。初めて接する子どもに対して、何をしたらいいのか分からなくて当然です。親の子どもへの愛情やどう対応すべきかの理解は、子どもを育てる経験の中で育まれていきます。子どもとの生活を楽しみながら、ゆったりとした気分で育児ができるよう育児シェアについて考えてみませんか?
父親や家族の役割 
〇母親の心と体の疲労を理解し、母親が休養できるように労わりましょう。
(特に出産後8週間は、母体の回復に必要な期間です。)
産後の母親は体力が完全に回復しないまま、慣れない育児でゆっくり睡眠も
とれません。加えて急激なホルモンバランスの変化で心も不安定です。産後の
母親の身体と心の状態を理解しましょう。
・ 母親の話に耳を傾け、「共感」したり、感謝やねぎらいを「言葉」にして伝えましょう。
・育児休業を利用したり、なるべく早く帰宅したりして、一緒に育児をしましょう。
・母親が休養や気分転換できる時間を作りましょう。
〇母親と子育て(しつけや遊び等)について話し合い、「二人で育てていく」という意識を持ちましょう。
子育ては、「抱え込まない」「閉じこもらない」ことがポイントです。母親も不慣れな育児をしながら、新しい命を守らなければならないため、緊張感でいっぱいです。相談しながら、二人で育児を楽しみましょう。
父親が育児と仕事を両立するための制度
育児・介護休業法の改正により、さらに男性の育児休業が取得しやすくなりました! ※2022年10月1日施行。
・柔軟に育児休業が取得できるよう、「産後パパ育休」が創設されました。
・子どもの出生後8週間以内に4週間まで、2回に分割して取得できます。
・産後パパ育休中に一部就業することもできます。(労使協定と個別合意が
必要)
・1歳までの育児休業も、2回に分割して取得できます。条件が合えば1歳 2か月まで延長できます。
家事・育児シェアチェックシート
下記をクリックして
育児を楽しむ「ちょうどいい」バランスを考えてみませんか? 各項目について、家事・育児の負担がどちらかに偏っていないか、チェックしてみましょう。
偏っていた項目をチェックして、何をどうすればお互いが「ちょうどいい」バランスになるか話し合ってみましょう。2人とも助けが必要なら、家族やこども家庭センターに気軽に相談しましょう。実際の育児は、これだけではありません。育児は予想できないことばかり。100%を目指さない、求めないことも大切です。