【 たばこの健康影響について考えよう! 】
「受動喫煙」による健康への影響
たばこには、喫煙者が吸っている煙だけでなく、たばこから立ち昇る煙(副流煙)や喫煙者が吐き出す煙(呼出煙)にも、ニコチンやタールはもちろん多くの有害物質が含まれています。このような煙を吸わされてしまうことを受動喫煙といいます。受動喫煙によって、脳卒中や虚血性心疾患、肺がん、乳幼児突然死症候群(SIDS)になるリスクが高まります。そのほかにも、乳がんや慢性閉塞性肺疾患(COPD)、喘息の発症などさまざまな影響があります。
「サードハンド・スモーク(三次喫煙)」から子どもを守ろう!
「サードハンド・スモーク」とは、たばこの煙が消された後でも、煙に含まれるニコチンや化学物質が喫煙者の毛髪や衣類、部屋のカーペットやソファなどに付着し、その化学物質を吸い込むことです。子どもは体が小さく、カーペットやソファに接することも多く、触ったり舐めたりすることもあるため、特に影響を受けやすいと考えられています。
子どもは自分の意志でたばこの煙を避けることができません。大切な家族・子どもをたばこの煙から守り、自分自身も健康であるために「禁煙」にチャレンジしてみませんか?
5月31日は「世界禁煙デー」です。
5月31日はWHO(世界保健機関)が定めた「世界禁煙デー」です。また、厚生労働省では毎年5月31日から6月6日を「禁煙週間」としています。たばこは喫煙者本人だけでなく、家族や周囲の人の健康にも影響があります。たばこを吸うことで生じる様々な影響を知り、この機会に禁煙について考えてみましょう。