【子どもの偏食】
「食事を作ったのに食べてくれない」「野菜をいつも残す」「同じものばかり食べたがる」など子どもの偏食は保護者の悩みの一つです。いろいろな食品や料理 に慣れながら、好き嫌いなく食べられるように偏食の改善ポイントを紹介します。作るのも食べるのも楽しい食事の時間にしましょう。
改善のポイント
★ 食材のかたさや大きさ、味付けを見直す
- 発達段階に合わせたかたさや大きさにしても食べにくそうであれば、少し小さめにしたり、やわらかめにしたりする。素材の味を活かした薄味にする。
★ 苦手な食品は細かくして混ぜる
- 例えばハンバーグやつくね、お好み焼き、カレーやオムライスなど、子どもの好きな料理に苦手な食品を細かくして混ぜる。
- 食材をペースト状にして蒸しパンやパンケーキの生地に混ぜたり、牛乳を加えてスープにする。
★ 一緒に食事する、食事の環境を変えてみる
- 大人や友達が楽しく、おいしそうに食べている姿を見たり、野外など普段と違う環境で食べることで、「食べてみよう」という意欲につなげる。
★ 生活リズムを整える
- 決まった時間に食事をして、日中はしっかり遊び、夜は早く寝るなど生活のリズムを整えると、食事の時間にお腹が空き、食事が楽しみになる。
★ 成功体験を増やす
- 食べようとする様子が見られたり、少しでも食べたらたくさんほめて、成功体験を増やしていく。
- 無理に食べさせたり、食べないからと叱ったりすると、食べることが苦痛になり、食事の時間を楽しむことができなくなる。
★ 野菜の栽培や買い物、料理を一緒にする
- 野菜を育てたり、収穫したり、買い物に行き自分で野菜を選んだり、一緒に料理するなど食育の体験をする。
偏食の理由はさまざまです。食事の時間や食べることが楽しいと感じることが、偏食を克服するための近道になります。見守る時はイライラせず、「食べてくれたらうれしい」「お腹が空いたら食べてくれる」等の気持ちで、焦らずゆっくりと、子どものペースで進めていきましょう。
困りごとがありましたら、一人で悩まず相談してください。
category : お知らせ | posted at 2024.2.20