今日からできる!! ~お子さんの歯をむし歯から守るためのポイント~
ポイント1 正しい歯みがき習慣を身に付けましょう
「子どもが歯みがきギライで困ってます」と悩まれている方が多いですが、小さいお子さんが歯みがきを嫌がるのはよくあることです。まずは楽しい雰囲気づくりで、歌を歌ったり動画を使ったり、上手にほめながらみがいて少しずつ歯みがきの習慣をつけることが大切です。歯ブラシは、本人用と仕上げみがき用の2本用意し、最低1日1回、夜寝る前に仕上げみがきをしましょう。
● 仕上げみがきのコツ
①歯ブラシの毛先を歯にぴったりあて、軽い力で小刻みに動かしましょう。 指で唇をめくり、みがきたい歯全体が見えるようにしましょう。
②歯みがきを嫌がる場合は、お子さんを仰向けに寝かせ、太ももでお子さんの頭をしっかり固定してみがきましょう。
ポイント2 おやつの取り方を工夫しましょう
飲食の回数が増えると口の中が酸性に傾き、むし歯になるリスクが高くなります。おやつの回数は1日多くても2回までとし、だらだら食べる習慣はなくしましょう。糖分が多く含まれるジュースの代わりに水やフッ素が含まれているお茶にするといいでしょう。
ポイント3 知っていますか?フッ化物の効果
フッ化物を塗ると、フッ素が歯の表面に溶けだしたカルシウムと一緒になって歯に取り込まれることで、歯が強くなり、むし歯菌が出す酸に負けない丈夫な歯になります。定期的にフッ化物を塗り、フッ素入りの歯みがき剤を使うことで、むし歯予防効果が高まります。また、フッ化物を塗るだけでなく正しい食生活と毎日の仕上げみがき習慣も忘れないようにしましょう。
ポイント4 お母さんと赤ちゃんの大切な歯のために
妊娠中は、つわりやホルモンバランスの変化等によってむし歯や歯周病になりやすく、特にお口の中のケアが大切です。さらに歯周病がひどい場合、早産や低体重児出産のリスクが高まるという報告もあります。お口の健康管理のため、体調のいい時に歯科健診を受けましょう。