現在、世界に猛威を振るっているコロナウイルスも「災害」の一つと言えそうです。
初めての緊急事態宣言が発令された前後はスーパーから物がなくなるという状況も起こりました。
また近年の天候不順など突然買い物に行く事が困難になったり、ある日突然自宅待機になってしまうかもしれません。
そんな時にあれがあったら助かったのに!なんてことにならないよう、日常生活で簡単に取り入れられるローリングストックという備蓄についてお伝えします。
ローリングストックとは
「普段から食品を少し多めに買い置きしておき、賞味期限順に消費する。 消費した分をまた買い足すことで、常に一定量の家庭備蓄が保たれる」というものです。
目安は家族の人数分×1週間になります。非常時の「備蓄」と考えると何を準備すればいいのか分からなくても、日常備蓄なら好みの食品や食べ慣れているものにプラスしてレトルト食品やインスタント麺、飲料水などをストックするだけなので、この方法だと気軽に準備が出来るのではないでしょうか?
食べ慣れている物や好きな物が非常時にあると食事に対するストレスも軽減されます。食品は賞味期限・消費期限があるので収納時は期限が早いものを手前に置いて日常で消費していきます。その後は食べた分だけ買い足す事が重要です。このローリングストックを普段の生活に取り入れることで無理なく備蓄の習慣が身につきます。
食品以外にも生活用品(トイレットペーパー・ティッシュ、おむつや生理用品など)も少し多めに備蓄しておきましょう。
もう一つ備えてとして気を付けておく事に、備蓄品を何カ所かに小分けにして置いておくことです。(備蓄品を1カ所に置いておくと被災した時に、その部屋まで辿り着けない場合があります)
既に言葉は知らなくても無意識に日常で取り入れている方も多いかもしれません。今後はそれをローリングストックとして意識していただけると嬉しいです。
お子様がいる方の被災した実体験のお話を聞くたびに身につまされます。日頃からご家庭で日常的に備蓄の習慣を身につけ災害に備えておきましょう。
防災共育管理士1級 こまめハウス+ 石井 けいこ