Q1/妊娠中ですが、いつもどおりみがいているのに歯ぐきから出血しやすくなりました。どうしてですか?
妊娠中は、ホルモンのバランスの変化、つわり、食べ物の好みの変化や間食等によって、むし歯や歯周病になりやすく、口の中のケアが大切です。さらに、歯周病がひどい場合、早産や低出生体重児を出産するリスクが高まるという報告もあります。お口の健康管理のために、体調のよい時に歯科健康診査を受けましょう。また、お子さんの歯は妊娠中からでき始めています。バランスのとれた食事を心がけましょう。
Q2/歯が生え始めましたが、歯科医院にフッ化物(フッ素)を塗りに行った方がよいですか?
生えはじめの頃の歯の質は弱く、定期的にフッ化物(フッ素)を塗ることで、歯の質が強くなり、むし歯菌が出す酸に負けない丈夫な歯になります。歯が生え始めたらフッ化物(フッ素)を塗りに行かれることをおすすめします。また、家庭でできる方法としてフッ化物(フッ素)入りの歯みがき剤を使うとよいでしょう。ただし、フッ化物(フッ素)の力に頼るだけではむし歯予防につながりません。正しい食生活と毎日の仕上げみがき習慣を忘れないようにしましょう。また、よくかんで唾液を出し、歯や口をきれいにしましょう。
Q3/歯みがきを嫌がってみがかせてくれません。どうしたらよいですか?
歯みがきを泣いて嫌がるお子さんは多くいますが、まずは楽しい雰囲気で歌を歌ったり、上手にほめながらみがいて、少しずつ歯みがきの習慣をつけることが大切です。歯ブラシは、本人用と仕上げみがき用の2本用意し、最低1日1回、夜寝る前に仕上げみがきをしましょう。そして、みがき終わったら上手にできたことをほめてあげましょう。
Q4/正しい歯みがきの仕方が分かりません。簡単できれいにみがく方法を教えてください。
歯みがきのポイント
(保護者の方もチャレンジしてみましょう!)
①歯ブラシの毛先は歯にぴったり当てる
②力は入れない
③小刻みに動かす
○仕上げみがきのポイント
①お子さんをひざの上に仰向けに寝かせてみがきましょう。
②嫌がる場合は、お子さんを仰向けに寝かせ、太ももでお子さんの頭をしっかり固定してみがきましょう。
③指で唇をめくり、みがきたい歯全体が見えるようにしましょう。
- 歯みがきの目的は、歯垢を落とすことです。歯垢の正体は口の中にいるばい菌のかたまりです。
毎日の正しい歯みがきでみがき残しをなくしましょう。
Q5/おやつをよく欲しがります。どうしたらよいですか?
おやつや食事など食べる回数が増えると、口の中が酸性の状態が続き、むし歯になるリスクが高くなります。
おやつの回数は多くても1日2回までにし、だらだら食べる習慣はなくし、買い置きを控えましょう。
また、ジュースの代わりに水やフッ化物(フッ素)が含まれているお茶にするとよいでしょう。
~松山市からのお知らせ~
個別妊婦歯科健康診査(無料)
- 対象:松山市に住民登録をしている妊婦
- 回数:妊娠期間中に1回
- 内容:個別妊婦歯科健康診査受診票を利用して、市内登録医療機関での歯科健康診査と歯科保健指導
みんなでオンラインむし歯予防教室(無料)
*通信料は自己負担です
- 対象:松山市に住民登録のある未就学児の保護者
- 内容:歯科衛生士の講話
オンライン親子むし歯予防教室(無料)
*通信料は自己負担です
- 対象:松山市に住民登録のある歯みがきに不安のある未就学児の保護者
- 内容:歯科衛生士の個別歯みがき相談等
- お問合せ先
松山市保健所健康づくり推進課 健康支援担当
TEL 089-911-1868
FAX 089-925-0230